東北の被災JR、国や自治体と連携し復旧へ 9月20日に関係者会議

変状した五能線陸奥赤石~鯵ヶ沢間の中村川橋梁。
  • 変状した五能線陸奥赤石~鯵ヶ沢間の中村川橋梁。
  • 花輪線末広~土深井(どぶかい)間の被災現場。
  • 盛土が流出した津軽線大平~津軽二股間。

国土交通省東北運輸局は9月16日、8月の大雨で一部区間が被災したJR東日本津軽・五能・花輪各線の早期復旧へ向けた「津軽線・五能線・花輪線の災害復旧に係る事業間連携に関する地方連絡調整会議」を9月20日に開催すると発表した。

津軽線は蟹田~三厩(みんまや)間、五能線は岩館~鯵ヶ沢間、花輪線は鹿角花輪(かづのはなわ)~大館間で再開の見込みが立っていないため、今回は、JR東日本盛岡支社・秋田支社や広域自治体(青森県・秋田県)を含む沿線自治体、東北森林管理局、東北地方整備局、東北運輸局を交えたWeb方式の関係者会議が開かれることになった。

花輪線末広~土深井(どぶかい)間の被災現場。花輪線末広~土深井(どぶかい)間の被災現場。

当日は、被災状況や復旧へ向けた課題、早期復旧へ向けた連携などを確認。復旧に際しては道路や河川など、関連する事業と連携し被災線区の復旧工程を調整するとしており、令和2年7月豪雨で被災した肥薩線と同様、異なる事業間で連携し、鉄道復旧への道が模索されるようだ。

盛土が流出した津軽線大平~津軽二股間。盛土が流出した津軽線大平~津軽二股間。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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