【スーパー耐久 第5戦】Grid Motorsportのメルセデスが今季2勝目、ランキング首位に再浮上

2022スーパー耐久第5戦
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2022年のENEOSスーパー耐久シリーズ Powered by Hankookの第5戦がモビリティリゾートもてぎで行われ、ST-XクラスはNo.888 Grid Motorsport AMG GT3が今季2勝目を果たした。

今回は、ST-3クラスが不参加となり、残る8クラス51台で争われた。3日の公式予選も接戦の争いとなったのだが、常に今シーズンは速さをみせているNo.16ポルシェセンター岡崎 911GT3Rがポールポジションを獲得した。

4日の午前11時00分から始まった決勝レースでは、16号車が先頭で1コーナーを通過するが、2番手スタートのNo.23 TKRI松永建設AMG GT3を駆る元嶋佑弥が1コーナーで16号車を抜いてトップに浮上。そこから徐々に後続を引き離していき、開始45分を経過したところでは、2番手以下に対して20秒近いリードを築いた。

その後、23号車は1時間15分が経過した39周目に1回目のピットストップを行い、中山友貴に交代。さらにペースを上げてリードを広げていき、開始2時間を迎える頃には1分以上もリードすることとなった。

優勝に向けて盤石な体制を築きつつあった23号車だが、スタートから2時間15分を迎えた98周目のビクトリーコーナーでコースオフを喫してしまい、大きく順位を落とすこととなった。

これでトップにはNo.31 DENSO LEXUS RC F GT3がトップに浮上したが、2番手に浮上した888号車が好ペースで追い上げ、残り50分となった122周目にオーバーテイクし、トップに躍り出た。

そのまま888号車が逃げ切るのかと思われたが、後方から藤波清斗が駆るNo.81 DAISHIN GT3 GT-Rが猛烈なペースで追い上げ、残り30分のところで2番手に浮上。1周あたり1秒のペースでトップに迫ったが、888号車がポジションを守りきり、147周でチェッカーフラッグ。888号車が今季2勝目を挙げた。2位には81号車の日産『GT-R』、3位には終盤に逆転を果たした16号車のポルシェ『911GT3R』が続いた。

今回は、第2戦富士24時間レースで別チームから参戦し、優勝メンバーとなったショーン・トンが888号車に加わり、レースでも2スティントを担当。「トップとの差がある状態で最終スティントを担当することになったけど、1周1周確実に差を縮めていくことに集中した」とコメントしていた。

これでST-Xクラスは888号車が106.5ポイントでランキングトップに浮上。0.5ポイント差でNo.62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3がつける接戦の展開となっている。

このほか、ST-ZクラスはNo.34 テクノ・SUN’S・モノコレ G55、ST-TCRクラスはNo.75 Team Noah HONDA CIVIC TCR、ST-1クラスはNo.47 D’station Vantage GT8R、ST-2クラスがNo.13 ENDLESS GRヤリス、ST-4クラスがNo.884 シェイドレーシングGR86、ST-5クラスがNo.4 THE BRID FITが、それぞれクラス優勝を飾った。


《吉田 知弘》

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