サンシェードでは車内温度の上昇を抑制できない!?【カーライフ 社会・経済学】

サンシェードでは車内温度の上昇を抑制できない!?【カーライフ 社会・経済学】
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カーライフに関連する社会・経済ネタを横断的に発信しようと試みている当コーナー。これから2回にわたっては、エアコンの経済的な使用法について考えていく。

さて、エアコンを経済的に使いたいと思ったときには、「駐車中の車内温度の上昇を抑制できるか否か」も鍵となる。今回は、そこのところに焦点を当てる。

なお、参考になるデータをJAFが公開しているので紹介したい。JAFは以下のような実験を実施している。クルマを5台用意して(同一車種)、「対策なし」「サンシェード装着」「窓開け(3cm)」「エアコン作動」と条件を変えて炎天下に4時間放置し、車内温度の変化を調べた。ちなみにボディカラーは1台を除いてすべて白(1台のみ黒)で、黒いクルマは「対策なし」とした。というわけで「対策なし」のみ、白いクルマと黒いクルマの2パターンが測定されている。

結果、車内を適温に保てたのは言うまでもなく「エアコン作動」のみだ。それ以外はすべて4時間の車内の平均温度は40度を超えている。ちなみに「対策なし」の2台は、黒色が51度、白色が47度だった。

で、「サンシェード装着」と「窓開け(3cm)」とではどちらが平均温度が低かったのかというと…。

結果は次のとおりだ。「サンシェード装着」が45度、「窓開け(3cm)」が42度。つまり、サンシェードを装着してもしない場合と比べて2度しか温度上昇を抑制できていない。そしてもっとも効果的なのは、「窓開け」だ。

ただし、ダッシュボードの表面温度はサンシェードを付けないクルマは「エアコン作動」を除いてすべて70度を超えたが、「サンシェード装着」車両は52度だった。サンシェードは、ダッシュボードやステアリングの温度上昇にはかなりの効果を発揮する。このこともまた確かだ。

ちなみに駐車中の車内温度が上がるのは、「窓ガラスを透過する日光によりパネルやシートが温められ、その熱により空気が温められるから」だ。なので、サンシェードを装着すると温度上昇の要因をかなり緩和できる。でも、温まった空気を車外に出せないと車内温度の抑制効果は限定的になってしまう。

ということは…。ベストな方法はズバリ、「サンシェード装着+窓開け」だ。

とはいえ駐車中に窓を開けておくことに抵抗を感じるドライバーもいるだろう。また雨が降ってきた場合にも問題が生じる。なのでこの方法を強くはお薦めできないが、しかし、雨降りの心配がなく防犯上も気にならないというのであれば、「サンシェード装着+窓開け」が、もっとも力を発揮する。

今回は以上だ。次回は、エアコンを素早く効かせるためのコツを紹介する。お楽しみに。


《太田祥三》

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