フォルクスワーゲン(Volkswagen)乗用車ブランドは7月28日、2022年上半期(1~6月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は121万8000台。前年同期比は21.5%減とマイナスに転じている。
上半期の世界新車販売では、EVが伸びた。EVの販売台数は、過去最高の11万5900台。前年同期比は24.9%増だった。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのEVモデル攻勢は、2020年にヨーロッパでコンパクトEVの『ID.3』を発売したことによって始まった。2021年3月には、欧州に続いて米国と中国でも、電動SUVの『ID.4』を発売した。さらに、中国の顧客のニーズに合わせて特別に開発された7シーターの電動SUVの『ID.6』が、2021年6月から中国で発売されている。
上半期のEVの世界販売台数11万5900台のうち、最多を占めたのは、ID.4とそのクーペ版の『ID.5』で合計6万6800台。ID.3が2万6000台で、これに続いた。なお、ID.4は2022年内に、日本市場に導入される予定だ。
フォルクスワーゲン乗用車ブランド2021年の世界新車販売台数は、489万6900台。前年同期比は8.1%減と、引き続き減少している。