JR東日本は7月5日、新幹線向けの電柱建替用車両が完成したと発表した。
3月16日に発生した福島県沖地震では、東北新幹線で電柱被害が約90本発生し、復旧に多大な時間を要する原因となった。JR東日本の新幹線では約2万本のコンクリート製電柱が使われているが、抜本的な耐震補強対策として、より強度が高い鋼管製に建て替える作業が進められることになった。

そこで今回完成した電柱建替用車両は、電柱用高所作業車、装柱作業車、電柱建植車、電柱運搬車からなる4両編成で、高架下の条件に左右されない建替え作業が可能となり、地震対策のスピードアップにつながるとしており、今後は3編成を追加投入する予定。
