<新連載>愛車を元気に保つ確認必須な15項目!~Weeklyメンテナンス~

<新連載>愛車を元気に保つ確認必須な15項目!~Weeklyメンテナンス~
  • <新連載>愛車を元気に保つ確認必須な15項目!~Weeklyメンテナンス~

今回からスタートするメンテナンス企画、車歴が長くなっている現代、長く愛車を健康な状態で乗ることがポイントのひとつが定期的な点検や的確なメンテナンスだ。

そこでユーザーでもできる点検~メンテナンスやリペア、さらには異常を察知してプロにメンテナンスをお願いする項目までを含めて紹介することにした。週末ドライブに出かける前のほんの少しの時間でできる簡単な内容を中心に紹介しているので、今週末の乗車時にぜひ試してみよう。

◆ユーザー自身がドライブ前にチェック可
クルマの寿命を延ばす日常点検整備

まずは基本中の基本であるクルマの日常点検整備を紹介しておこう。国交省やJAFのホームページでも詳細が記載されているのだが、実際にその点検項目を知ってる、または実践している読者はそれほど多くないのでは? 日常点検整備はユーザーが自分自身で行うことができる点検で、エンジンルーム、外観、運転席から見る&聞く範囲で点検が可能になのでぜひ実践してみたい。早めに異常を察知することができれば愛車のトラブルを未然に防ぎ、安全な運転ができるのはもちろん、クルマの寿命を延ばすことにもなるのだ。

そこであらためて日常点検整備の項目を見ていくこととしよう。

(1)ブレーキ液の残量
(2)冷却水の量
(3)エンジンオイルの量
(4)バッテリー液の量
(5)ウインドウウォッシャー液の量
(6)ランプ類の点灯・点滅
(7)タイヤの亀裂や損傷の有無
(8)タイヤ空気圧
(9)タイヤの溝の深さ
(10)エンジンの掛かり具合
(11)ウインドウォッシャ液の噴霧状態
(12)ワイパーの拭き取り状態
(13)ブレーキの踏み残りしろと効き具合
(14)駐車ブレーキの引きしろ(踏みしろ)
(15)エンジンの低速・加速の状態

以上が日常点検整備の15項目だ。1~5はエンジンルームを見ると点検できる項目、6~9は車の外側から見ると点検できる項目、そして10~15は運転席で点検できる項目だ。つまりクルマの乗り込む前にまずはエンジンルームを開けて点検、その後にクルマのまわりをぐるりと回って点検、最後にクルマに乗り込んで点検を実施するという3つのアクションを分けているので流れるような作業でスムーズに点検ができる項目設定になっているのがわかる。慣れてしまえばクルマに乗る前にさっと見ることができるだろう。

いずれの項目も目視で残量をチェックしたり、部品の傷みを見る項目が中心。さらには音を聞いて判断するなど、誰もがわかりやすいチェック方法ばかりなので、点検自体はそれほど難しくないだろう。しかも短時間でチェックできるので15項目の点検もドライブ前のわずかな時間で実施できるので思った以上にお手軽。

しかも日常点検整備はクルマに乗る際には常に実施するようにしておくとより効果的だ。その理由は毎回同じポイントを見ることで「いつもと何かが違う?」「前回見たときと変わっている?」と感じられるようになるためだ。プロの整備士でなくても、いつもと“違っている”ことはほとんどの項目で判断できる。専門知識や特別な点検技術は不要なので、見て・感じて・聞くだけでほとんどのことがわかるように設定されている。一度各項目を点検すればそれが理解できるはずだ。

もちろん点検していて何らかの変化を発見したら、クルマのトラブルを疑ってプロの整備士にチェックをオーダーすると良いだろう。不具合カ所を修理したりリフレシュすることで、大きなトラブルを未然に防いで、結果的にクルマの寿命を延ばすことができるのだ。愛車を長く健康な状態で乗るための点検~メンテナンスに注意して、快適なドライブを実施しよう。

★Weeklyメンテナンスは毎週木曜日6:30掲載です

《土田康弘》

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