揺れが細かい! 進化した自立するバイクに「すっげえ」連発:ホンダ…人とくるまのテクノロジー2022

ホンダ(人とくるまのテクノロジー2022)
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ことしの「人とくるまのテクノロジー展 2022」でホンダブースに来場者が集結したのは、アメリカ・ラスベガス開催 CES 2017で初公開された、自立するバイク『Honda Riding Assist』の最新バージョン。

会場で1日4回、自立デモをみせるということで、わずか15分のデモ中、その自立する瞬間をとらえようとカメラを構える人たちで混雑した。

この『Honda Riding Assist』は、ホンダ『ASIMO』に代表されるヒューマノイドロボット研究で培った独自バランス制御技術を二輪車に応用したモデルで、二足歩行ロボットの姿勢安定化技術が活かされている。

今回の展示モデルは、シート下付近につく車体・後輪揺動機構、車体重心付近に載るジャイロセンサー、前輪操舵アクチュエーターが追加された点がポイント。この車体・後輪揺動機構により、揺れた方向と反対側に車体を動かし、復元力を発生させて車体を安定化。操舵と車体重心が別々に動かせるようになり、車体ロールをさらに自由にコントロールできた点も新しい。

あわせて、前輪操舵制御の比率を下げることで、ハンドル操作がより自由になり、細やかな方向修正ができるようになったという。デモでは、無人で自立するシーンも公開。人の手で左右に押してみても、車体につくサーボモーターなどの駆動音がわずかに聞こえてくるだけで、フニャフニャと体を動かしながら自立をキープするところに、来場者はただたら驚くばかり。学生も業界関係者も、思わず小さな声で「すっげえ」と発してしまう衝撃だった。


《レスポンス編集部》

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