初代エルフなど様々なトラックが集結…第13回いすゞオーナー集会

第13回いすゞオーナー集会
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群馬県下仁田町にあるドライブイン「下仁田こんにゃく観光センター」で5月22日、「いすゞオーナー集会」が開かれ、軽貨物から大型までの新旧取り混ぜた様々なトラックなど約80台が集まった。

例年この時期に行われているイベント。新型コロナウイルスの影響で休会していたが今年は2年ぶりの開催となった。

主催は「いすゞトラック愛好会」。会長の原田隆弘さんは元いすゞディーラーの整備士で、根っからのいすゞトラックファン。大工だった父親が新車から乗っていた1997年式『エルフ』フルフラットローダンプをピカピカにしながら受け継いでいる。「最初はいすゞの乗用車が多かったのですが、徐々にトラック中心に。でもいすゞに限らず、車種や年式などの参加規程はありませんので、トラックはもちろん、いろんな乗用車もやって来て楽しいイベントになっています」。

集まった約80台の参加車のうち、トラックは約50台。数あるエルフの中で注目を浴びていたのは1967年式の初代。ヘッドライトを丸形2灯から丸形4灯にした後期型だ。前開きのドアが時代を感じさせる。運送会社が複数台所有し車検が切れても大事に保管されていた1台を譲ってもらい、2年前に路上復帰させたのだという。以来、毎日の通勤の足として使っているというオーナーは「63馬力しかなくて遅いですが、愛嬌のある顔が好きです」とぞっこんである。牛乳好きでもあり、ルーフ上のシートデッキの文字や荷台に積んだ年代物の木箱コレクションがギャラリーにウケていた。

かつていすゞが製造していたマイクロバス『ジャーニーQ』も珍しい1台。かつて奈良交通で路線バスとして運行されていた「奈良22あ・238号車(1991年式)いすゞMR)」で、これを動態保存していくための活動を行っている「MR238号車保存会」がはるばる奈良県から走ってきた。エンジンをフロントに搭載した、全長7mクラスで前後2扉仕様という路線バス車両である。ボディは昔の国鉄カラーに塗り替えられている。現在の走行距離は約102万kmだ。「新東名の120km/h制限区間で120km/h出せるか試しましたところ、出ました!」とは同会の木村猛さん。この日は関東エリアのトラックとも情報交換ができて有意義な1日となったようであった。

また、16000ccのエンジンを搭載した日野の大型トラック『スーパードルフィンFS63』(1984年式)や、地元から関東圏へ向けてこんにゃくゼリーを2000ケース積載しているという三菱ふそう『スーパーグレート』13トンなどのトラックに、『117クーペ』『ベレット』といったいすゞ車やマツダ『サバンナRX-7』、日産『スカイライン』、ホンダ『プレリュード』等の様々な乗用車たちも加わり、一般の旧車イベントとは一味違った、味わい深い集まりとなった。


《嶽宮 三郎》

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