近畿日本鉄道(近鉄)は4月15日、同日付けで国土交通大臣に対して鋼索線(ケーブルカー)を除く運賃の改定申請を行なったことを明らかにした。2023年4月1日の実施を予定している。
近鉄では消費税転嫁を除いて1995年9月以来、運賃改定を行なっていなかったが、少子高齢化やコロナ禍による収入減に加えて、2023~2025年度に総額約860億円に及ぶ設備投資を計画していることから、それらを踏まえた運賃値上げを実施することになった。


平均改定率は17%で、普通運賃は3kmまでの初乗りが20円アップの180円となる。定期運賃は平均16.7%の改定率となるが、通学定期運賃は9.2%と値上げ幅を抑えている。
