タイヤの向きや角度を設定するのがホイールアライメント調整。標準範囲値が決められているが、その範囲内での調整でハンドリングや乗り心地は激変する。サイドスリップ調整だけがアライメント調整ではない。
ホイールアライメントはタイヤがまっすぐに走っているときにどんな向きになっているかを決めるもの。レーシングカーではコーナリング性能のアップに、ネガティブキャンバー角が付けられ、タイヤが内側に傾いている。昔のT型フォードのようなクルマだと逆にポジティブキャンバーになっていることもあるが、今どきは垂直がネガティブキャンバーかのどちらかになっている。
キャンバー角以上にシビアなのがトー。タイヤの向きは基本的にはまっすぐ前を向いているが、わずかに内股、スキーでいうボーゲン状態にするとトーインと呼ばれる。逆にガニ股状態はトーアウトと言う。
●プロは調整機構がなくてもどうにかできることもある
●標準設定は結構あいまいで範囲が広い
●ステアリングに敏感なトーイン、ダルいトーアウト
●とはいえアライメントの数値は静止状態なので走行中は変わる!!
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