フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は3月11日、2021年通期(1~12月)の決算を発表した。およそ2倍の増益を達成している。
同社の発表によると、アウディやセアト、シュコダなどを含めたグループ全体の総売上高は、2502億ユーロ(約32兆1630億円)。前年の2228億8400万ユーロに対して、12.3%増と2年ぶりに増加した。また、2021年通期の営業利益は、192億7500万ユーロ(約2兆4780億円)。前年の96億7500万ユーロに対して、およそ2倍の増益を達成している。
一方、2021年の世界新車販売台数は888万2000台。前年比は4.5%減と、2年連続で前年実績を下回った。これは、世界的な半導体不足により、生産が滞った影響だ。
そんな中、傘下のプレミアムブランドの販売が好調で、利益を押し上げた。例えば、ポルシの2021年の世界新車販売台数は過去最高で、初の30万台超えとなる30万1915台。前年比は11%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。また、ランボルギーニの2021年の世界新車販売台数は記録を更新する8405台。前年比は13%増と、2年ぶりに前年実績を上回っている。