BMW、中国合弁への出資比率を75%に引き上げ…合弁契約も2040年まで延長

BMW iX(上海モーターショー2021)
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BMWグループ(BMW Group)は2月11日、中国華晨汽車との合弁会社、BMWブリリアンスへの出資比率を75%に引き上げた、と発表した。この合弁契約を、2040年まで延長することも発表されている。

中国政府は従来、海外の自動車メーカーが中国の自動車メーカーと合弁会社を設立する場合、自国の自動車産業の育成を目的に、海外メーカーの出資比率を半分以下に制限してきた。しかし、中国政府はこの規制を撤廃。これを受けて、BMWグループはBMWブリリアンスへの出資比率を75%に引き上げることを当局に申請し、今回これが認可された。

BMWブリリアンスは2003年に設立された。現在、中国に2工場を持ち、『3シリーズ』、『5シリーズ』、『1シリーズ』、『X3』などを現地生産している。

BMWグループは2021年、中国で84万6237台の新車を顧客に納車した。前年比は8.9%増と堅調だった。 BMWブリリアンスは2021年、70万台以上のBMW車両を現地生産した。

BMWグループ取締役会のオリバー・ツィプセ会長は、「中国での長く成功したコミットメントを拡大し続けていく。世界最大の自動車市場での継続的な成功は、合弁事業の成長とさらなる発展と密接に関係している」と述べている。

《森脇稔》

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