いすゞ、最終利益は2.6倍の1046億円…海外の商用車需要回復 2021年4-12月期決算

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いすゞ自動車は2月10日、2021年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。海外市場における商用車需要の回復を受け、前期97億円の赤字となった最終損益は464億円の黒字に転換した。

第3四半期連結累計期間の商用車需要は、コロナ禍による落ち込みから特に海外市場で大きく回復。総販売台数は前年同期比37.4%増の41万1169台となった。 国内販売台数は生産面の影響を受け、同3.1%減の4万1798台。海外販売台数は、旺盛な需要を背景に多くの地域で販売台数が増加し、同44.2%増の36万9371台となった。車両以外の商品売上高は、海外生産用部品が同96.7%増の390億円、エンジン・コンポーネントは同27.4%増の1281億円。その他の売上高も同30.0%増の1281億円。これらの結果、売上高は同36.4%増の1兆7838億円となった。

損益は、原材料や物流費が高騰したものの、増収効果に加え、為替の好転やコスト合理化を進め、営業利益は同135.8%増の1486億円、経常利益は同141.0%増の1598億円、純利益は同267.6%増の1046億円となった。

通期業績見通しは、売上高2兆5000億円(前期比31.0%増)、営業利益1700億円(同77.6%増)、経常利益1750億円(同67.8%増)、純利益1100億円(同157.6%増)とした前回予測を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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