レッドブル、2022年型F1マシン「RB18」を発表…ORACLEがチームのタイトルパートナーに

オラクル・レッドブル・レーシングが「RB18」を発表。
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  • レッドブルRB18
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  • オラクル・レッドブル・レーシングが「RB18」を発表。
  • チームを率いるクリスチャン・ホーナー(左)と、昨季王者マックス・フェルスタッペン。
  • 笑顔を見せるセルジオ・ペレス。レッドブル加入初年度の昨季は、随所で光るチームプレーを演じた。

F1を戦うレッドブル・レーシングが9日(日本時間10日)、今季2022年型のマシン「RB18」を発表した。マックス・フェルスタッペンはこのマシンでドライバーズタイトル防衛を狙う。また、「ORACLE」がチームのタイトルパートナーになったことも発表されている。

2022年のF1は車両レギュレーション大変革年。空力に関する規則が大きく変わり、ホイールは13インチから18インチへと変更、タイヤ外径も大きくなるなどしている。例年以上に新型車発表が注目されるといっていい年だと思うが、なかでも気になるのは、やはり昨季のドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを分け合ったレッドブルとメルセデスだ。“当代2強”ではレッドブルが先に2022年型マシンを発表した(もちろん、発表仕様は発表仕様で、これからもマシンが変化していく可能性はあると考えるべきだろう)。

昨季、自身初のドライバーズチャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンが今季使用するチャンピオンナンバー「1」も誇らしげに、レッドブル「RB18」が発表映像に出現。マシンの“カタチ”については上記したような状況も含め、発表直後の段階で多くを語ることはできないが、まず目を引いたのはサイドポッドと呼ばれる部分等に大きく描かれた「ORACLE」のロゴである。

この日、コンピュータ・ソフトウェア開発等で知られる「ORACLE」がレッドブル・レーシングのタイトルパートナーに就いた旨が発表された。今季のチーム名は「ORACLE Red Bull Racing」になる。ORACLEは従来もレッドブルF1マシンにそのロゴが目立っていたパートナーだが、その存在感と多面的協力関係をより一層強めていく。

なお、ホンダという名称のパワーユニット(PU)搭載は昨季限りで終了、今季のレッドブルが使用するPUはホンダが“継続関与”するレッドブル・パワートレインズのそれ、ということになる。RB18の後部にはホンダの四輪&二輪モータースポーツ活動の“統括ブランド”となった「HRC」(Honda RACING)の新ロゴが貼られていると見え、引き続きレッドブル・ホンダ、もしくはレッドブル・HRCと呼びたくなってしまうところだが……。

ドライバーはフェルスタッペンとセルジオ・ペレスのコンビで不変。チームの目標はフェルスタッペンの連覇と、9年ぶりのコンストラクターズタイトル獲得になる。

ちなみに本来なら今回の大幅レギュレーション変更は、2021年シーズンに施行開始となる予定だった。しかし2020年にコロナ禍が発生した状況を受けて、“新時代元年”が2022年へと1年先送りにされた経緯がある。

2021年シーズンは2020年型マシンから多くをキャリーオーバーして戦うことになり、レッドブルはその2021年シーズンのマシンの名称を「RB16B」、つまり2020年型「RB16」のBバージョン、とした。そして今年、2022年シーズンのマシンは「RB18」。当初の予定通りなら最初に大幅レギュレーション変更に沿った設計で登場するはずだった“本来の2021年型マシン”の番号、RB17は欠番化された格好になる。

ライバルのメルセデスは2月18日に新車発表予定。また、日本の角田裕毅が所属するアルファタウリの新車発表は同14日の予定だ。そして今季最初のプレシーズンテストは、2月23~25日にスペイン・バルセロナでの開催が予定されている。

《遠藤俊幸》

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