ENEOSは1月25日、和歌山製油所(和歌山県有田市)の精製・製造および物流機能を2023年10月を目途に停止すると発表した。
近年、国内石油製品の構造的な需要減退やアジアを中心とした国際競争の激化に加え、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による急激な需要減少等、石油精製販売事業を取り巻く環境は悪化。ENEOSは製油所・製造所の生産・供給体制の再構築が急務と判断し、和歌山製油所の精油所機能停止を決定した。
和歌山製油所は1941年操業開始。原油処理能力は1日あたり12万7500バレルで、ガソリンや各種潤滑油、石油化学製品などを生産している。