準天頂衛星「みちびき」で電動キックボード走行位置を把握 Luup

Luup
  • Luup
  • 準天頂衛星システム「みちびき」を活用した機体の走行場所検知のための実証開始
  • みちびきのイメージ
  • サブメータ級測位補強サービスのイメージ
  • サブメータ級測位補強サービス対応受信機 QZ1

電動マイクロモビリティのシェアサービスを展開するLuupは、準天頂衛星システムみちびき」を利用した電動キックボードの走行位置把握のための実証を開始する。

Luupは、2021年4月より経済産業省の新事業特例制度の認定を受け、電動キックボードシェアリングサービスの実証実験を行っている。サービス開始以降、多くのユーザーが利用する中、電動キックボードのシェアリングサービスで一般的に活用されているGPSでは、車道と歩道の区別など、機体の正確な走行位置が測位しきれないという課題が発覚。安全かつ正しい走行ルールで電動キックボードを利用してもらうためには、位置情報をより精緻に把握できる体制も求められる。

今回、Luupの電動キックボードサービス走行位置把握実証事業が、内閣府と準天頂衛星システムサービスが公募した「みちびきを利用した実証事業」で採択。それを受け、準天頂衛星システム「みちびき」のサブメータ級測位補強サービスを用いて、高精度な機体の走行場所検知のための実証を開始する。

実証ではサブメータ級測位補強サービス対応受信機「QZ1」を電動キックボードに取り付け、1月から2月に都内エリアでの走行を通じてデータを収集。3月より走行データの分析を行い、走行箇所判定の精度を検証する。

Luupでは、電動キックボードの安全な走行環境の整備に向けた取り組みを通じて、人と乗り物と街、それらすべてが共生できる社会の実現を目指していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集