駐車場予約アプリを運営するakippaは、第一交通産業グループのタクシー営業所などで、キッチンカーの出店や野菜販売を行う実証実験を、2022年1月18日より開始する。
第一交通産業グループは北九州市に本社を置き、タクシー・ハイヤー事業を中心に全国展開。全国各地の営業所には多くのタクシードライバーが所属している。しかし、地方や住宅街周辺などの営業所では周辺に飲食店が少なく、ランチの場所に困っているタクシードライバーも多い。
今回の実証実験では、第一交通産業グループの遊休スペースをakippaに登録し、駐車場で食料品などの販売・購入を行う「akippaマルシェ」として活用する。全国各地でそれぞれキッチンカー事業者を募るほか、野菜販売はYACYBERが運営する農産物直売所の検索サービス「YACYBER」に登録している生産者が出店。第一交通産業グループ従業員はもちろん、地域住民も気軽に利用できる。
今回の取り組みにより第一交通産業グループ従業員やタクシードライバーは、ランチタイムに飽きることなく温かい料理を楽しむことができる。また同時に、新鮮な野菜の直売も実施することで、自宅での健康的な生活もサポートする。
実証実験はまず、2022年1月18-19日に第一交通産業グループ総合本社(北九州市小倉北区)と早良第一交通(福岡市早良区)でスタート。将来的には、約200か所ある第一交通産業グループのタクシー営業所を中心に「予約制駐車場」はもちろん「akippaマルシェの出店場所」として北九州・福岡から全国に取り組みを展開する予定だ。