アメリカ連邦政府、公用車全60万台をEV化 2035年までに

GMのゼロファクトリーを訪問したバイデン大統領(11月17日)
  • GMのゼロファクトリーを訪問したバイデン大統領(11月17日)
  • クリーンカーについてコメントするバイデン大統領(8月5日)
  • 米大統領専用車(1月20日、就任式)

米国のホワイトハウス(The White House)は12月8日、バイデン大統領がクリーンエネルギー経済を促進する大統領命令に署名した、と発表した。

この大統領命令を受けて、連邦政府が保有する60万台の公用車(乗用車とピックアップトラック)を、EVなどのゼロエミッション車に置き換える。これにより、連邦政府の温室効果ガス排出量は、2030年までに65%削減され、2050年までに正味ゼロ排出量を達成できるという。

連邦政府が保有する60万台の公用車は、2027年までに小型車を100%ゼロエミッション化し、2035年までにすべての車両をゼロエミッション車に置き換える。連邦政府は、米国の自動車メーカー、バッテリーメーカー、充電システムメーカーと協力して、2035年までにゼロエミッション車の割合を100%にすることを目指す。これにより、米国産業のさらなる発展と雇用創出も図っていく。

すでに2021年、米国内務省は、ワシントンDC、ニューヨーク、サンフランシスコで、米国公園警察の二輪車を100%EVに変更し始めた。2025年までに、全車のEV化を達成する計画だ。

また、2022年からは、米国国土安全保障省は、3万台以上の車両をEVに置き換えるために、フォードモーターのフォード『マスタングマッハE』の実地テストを開始する予定、としている。

米大統領専用車(1月20日、就任式)米大統領専用車(1月20日、就任式)
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《森脇稔》

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