パイオニアは、クラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に対応した7インチ業務用カーナビゲーション2機種を発表。メインユニットタイプを2021年12月より、オンダッシュタイプを2022年春(予定)より発売する。価格はオープン。
両モデルは、同社のクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」に対応。車両の動態管理やメッセージによる業務指示、運行コースの送信、業務の進捗管理のほか、危険運転の把握や日報の自動作成など高度な運行管理・支援を行うことができる。
危険運転が発生すると、リアルタイムに管理者へメールで通知するとともに、データをクラウドにアップロード。危険挙動の内容、発生日時・場所をいつでもリストで確認できる。また、運転を評価する安全運転支援レポートを毎月自動作成。危険挙動の多い組織やドライバーを簡単に特定でき、自動生成される指導ポイントをもとに具体的な安全運転指導を行うことができる。
日報/月報も高精度な走行ログデータをもとに自動作成。訪問先の名称や休憩時間、業務内容や実績などを記録する。また、管理者が同一組織のドライバー全員の日報/月報を一括印刷できるなど、ドライバーや管理者の業務負荷を大幅に削減する。
車両の位置や状況は、高精度なGPSを活用し、分かりやすいアイコンでリアルタイムに地図へ表示。作業状況を確認でき、事故などの緊急事態発生や遅延状況なども把握でき、迅速な業務管理・調整を可能としている。また、簡単な操作で移動時間の短い最適なコースを自動的に作成。作成したコースを訪問先ごとの連絡事項と合わせて本機に送信できる。巡回業務などで手間のかかるコース指示や訪問先の事前確認などを効率的に行うことができる。
安全機能では、逆走を未然に防止する「逆走注意案内」機能と、万が一逆走した際に警告する「逆走警告」機能を搭載する。逆走注意案内は高速道路/有料道路への進入時、サービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)から出発する際に音声と画面表示で注意喚起。逆走警告は高速道路/有料道路のSA/PAや、インターチェンジ/ジャンクションで逆走した際に音声と画面表示で警告する。