メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は11月18日、新開発の高性能モーターの生産を、2022年からドイツ・ベルリン工場で行うと発表した。
メルセデスベンツは、2025年以降に発表する次世代車台を、すべてEV専用にする計画だ。そして、市場の状況が許せば、2030年から販売する全モデルをEVにするために、準備していく。
ベルリン工場は、新開発の高性能モーターの生産を行うことで、将来に向けた新たな方向性を示し、メルセデスベンツの電動車のラインナップ拡大を支える。ベルリン工場の改修により、メルセデスベンツは、持続可能で排出物のない未来に向けて、新しいデジタル化と電動化のマイルストーンに到達するという。
すでにメルセデスベンツは、英国を拠点とする電気モーター製造会社のYASAを買収した。この買収契約により、メルセデスベンツは、次世代の高性能モーターを開発するために、YASAが持つ軸方向磁束モーター技術とノウハウを利用できるようになる。
なお、2022年からドイツ・ベルリン工場で生産を開始する高性能モーターには、このYASAのテクノロジーを採用したモーターが含まれる、としている。