ホテルで楽しむ鉄道、今度は路面電車…愛媛県松山市で「伊予鉄ルーム」を計画

1963~1964年に製造された伊予鉄道のモハ50形2両(73・74号)をリユースする「伊予鉄ルーム」。
  • 1963~1964年に製造された伊予鉄道のモハ50形2両(73・74号)をリユースする「伊予鉄ルーム」。
  • 車内での部品取外し作業。
  • 取り外された部品の一部。
  • モハ50形の運転台。「伊予鉄ルーム」では実物の部品を組み合わせることで運転席を再現するという。
  • 伊予鉄道松山市駅に隣接する「レフ松山市駅 by ベッセルホテルズ」。

愛媛県松山市の「レフ松山市駅 by ベッセルホテルズ」は10月22日、伊予鉄道の路面電車をホテルでリユースするためのインターネット募金(クラウドファンディング)を実施すると発表した。

伊予鉄道の松山市駅に隣接する同ホテルは、「THE STATION」をコンセプトに12月1日にオープンするが、地元に愛された伊予鉄道の引退車両の運転席や床材、吊り手、パネルなどを活用した「伊予鉄ルーム」を2室設けることを計画している。

その移動・加工・設置費用として、1室あたり約750万円の費用が必要としているが、今回はその一部である100万円を目標金額として、支援を募っている。

ホテルでは「ご支援いただくことで、皆様と一緒にホテルを作りあげ、ご利用されるお客様や地域の皆様、愛媛・松山に観光にお越しになる方、また鉄道を愛する方など、多くの皆様に喜んでいただきたいと考えます」としており、資源リサイクルへ挑むこと、子供世代に物を大切にすることを理解してもらうことも目的にしているという。

募集は11月20日までクラウドファンディングサイトの「READYFOR」行なわれ、10月22日17時40分時点で5人から10万2000円の支援が集まっている。支援者には朝食付きの「伊予鉄ルーム」に宿泊できる権利や氏名の掲載などのリターンが用意されている。
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《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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