2021年度グッドデザイン賞のタイヤ製品では、TOYO TIRE(トーヨータイヤ)のSUV専用低燃費タイヤ「プロクセス CL1 SUV」と、横浜ゴムの乗用車用スタッドレスタイヤ「アイスガード7」が受賞した。
トーヨータイヤ「プロクセス CL1 SUV」
プロクセス CL1 SUVは同社独自のタイヤ設計基盤技術「T-モード」を活用して、トレッド部の溝や切り込み、ブロックなどを非対称に配置して機能を分担するパターンデザインを採用。SUVの快適な走行をサポートしている。
今回の受賞では、SUVのスタイリッシュなイメージに合うように工夫された流麗なデザインと静粛性や耐摩耗性といった性能を高い次元で両立している点が評価された。
横浜ゴムの新世代スタッドレス「アイスガード7」
アイスガード7は「YOKOHAMAスタッドレスタイヤ」の第7世代の新商品だ。アイスガードが一貫して追求してきた「氷に効く=氷上性能」を向上させたほか、「雪に効く=雪上性能」もレベルアップ。従来品で定評のあった「永く効く=性能持続性」も兼ね備えている。
今回の受賞では、両立が難しい氷上性能と雪上性能をバランスさせるとともに、スタッドレスタイヤの課題だった性能持続性も併せ持った点が評価された。
横浜ゴムのタイヤ商品は2016年から6年連続でグッドデザイン賞を受賞。アドバンは2商品、ジオランダーは6商品、ウィンタータイヤは今回のアイスガード7を加えて2商品が受賞するなど、高付加価値商品が高い評価を得ている。
グッドデザイン賞は、国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすことを目的に、毎年実施。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれている。
ヨコハマ アイスガード7 雪上氷上試乗(スバル・レヴォーグ)