フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は10月15日、2021年1~9月のEV世界販売の結果を発表した。グループ全体のEV世界販売実績は、29万3100台。前年同期のおよそ2.4倍と伸びている。
29万3100台のEVのうち、フォルクスワーゲン乗用車ブランドは16万7800台。前年同期に対して、約2.7倍と伸びた。1~9月のEVの世界販売台数の16万7800台のうち、最多を占めたのは、『ID.4』で7万2700台。『ID.3』が5万2700台で、これに続いた。
アウディの2021年1~9月のEVの世界販売台数は、前年同期比51.4%増の5万2800台。全販売台数の5万2800台のうち、最多となったのは電動SUVの『e-tron』と電動SUVクーペの『e-tronスポーツバック』で、合計3万6100台を売り上げた。
ポルシェの2021年1~9月のEVの世界販売台数は2万8600台。前年同期に対して、およそ2.6倍の伸びとなった。2万8600台の販売台数は、『タイカン』と『タイカンクロスツーリスモ』を合計した数字だ。タイカンクロスツーリスモは、タイカンの派生車種。オフロードテイストを強調したクロスオーバーEVとなる。
また、2021年1~9月のグループ全体のEVの市場別販売実績が、欧州が20万9800台で最多。前年同期のおよそ2.2倍と伸びた。米国は前年同期のおよそ3.1倍の2万7300台、中国はおよそ3倍の4万7200台だった。
なぜ今、EV/PHEVが注目されるのか……