BMWグループ(BMW Group)は、2021年通期(1~12月)の利益率見通しを上方修正する。9月30日、BMWグループが発表した。
同社の発表によると、2021年通期のEBIT(利払前・税引前利益)が売上高に占める割合を、当初見通しの7~9%から、9.5~10.5%に上方修正している。
利益率見通しを上方修正したのは、新車価格の引き上げによる部分が大きい。半導体の供給不足が、今後数か月の生産と納車に影響を与えると見込まれるが、新車価格の引き上げが、その影響による新車販売の落ち込みを補うと予想されるという。
BMWグループの2020年通期決算は、売上高が前年比5%減の989億9000万ユーロと2年ぶりに前年実績を下回った。2020年通期の純利益は、23.2%減の38億5700万ユーロと、3年連続の減益となっている。