西武鉄道、抗菌・抗ウイルス加工を施した座席シートを導入…40000系新造車

西武鉄道では、現在増備を進めている新型通勤車両40000系の新造車において、座席シートに抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「CLEANSE(クレンゼ)」を導入する。車両は10月2日より運用を開始する予定だ。

クレンゼは、繊維上の特定のウイルスの数を99%以上減少させ、特定の細菌の増殖を抑制する。この繊維加工技術はクラボウが実用化した。さらにシートメーカーの住江織物がこの技術を活用し、抗菌・抗ウイルス機能性を保持する座席シートモケットを開発した。

西武鉄道では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、空調・換気装置および窓開けによる車内換気や、定期的な車内の消毒、抗菌・抗ウイルス加工を実施している。さらなる対策として、抗菌・抗ウイルス加工を施した座席シートを40000系新造車に導入した。

西武鉄道はクレンゼを、2020年に、ドラえもん50周年を記念したラッピング電車「DORAEMON-GO!」の座席背もたれ部分に初めて導入し、今後、40000系新造車の座席(座面+背もたれ部分)に導入する。今年度は2編成20両が導入対象だ。抗菌・抗ウイルス加工を施した座席シートを使用している車両には、車内に「座席シート抗菌・抗ウイルス加工済」のステッカーを掲出する。

抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術のクレンゼは、抗菌成分を繊維表面に強力に固定化するクラボウの加工技術だ。抗菌成分は、口腔内の治療や洗浄時に使われている消毒薬をベースとして、広島大学大学院二川浩樹教授の研究により商品化された固定化抗菌成分「Etak/イータック」を活用する。このクレンゼ加工を施した抗菌・抗ウイルス機能は、繊維上の特定のウイルスの数を99%以上減少させるという。

《高木啓》

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