ここは東武鉄道浅草駅前に1年前にオープンした、浅草東武ホテル 。その8階に、開業1周年記念としてひと部屋だけ誕生したのが、定員2名の東武鉄道運転シミュレータールームだ。「東武が提案する至高のおこもりプラン」を展開する、鉄道好き全集中部屋で、東武鉄道で運転士訓練に使用していた実物のシミュレーターがどーんと配置されている。
◆東武50070型運転台で「進行!」ガツガツ……至福

実際に操作できるのは、マスコンキー、T型マスコンハンドル、逆転ハンドルなど。ガツガツガツガツ……、というマスコンの感触は実際のそれと同じ。誰からもいわれなくても、「進行」と指差し呼称したくなる。力行4~ブレーキ3で手を話すと非常ブレーキが作動するデッドマン装置も体感できる。
◆マニアックすぎる運転設定! 閉塞区間ごとのATC制限速度も

また、東上線の起点・池袋から出発しなくてもいい。運転台の右には、出発地と到着地を選択できるモニターがあり、池袋~小川町の間で上下線を自由に設定できるうえ、急行と普通の2種類の列車種別も選べる。
さらに、閉塞区間ごとのATC制限速度も設定できるうえに、先行列車設定、1番線や中線といった入線などのマニアックな設定もできるから、「これは眠れない」「またすぐリピートしたい」と……。
◆東上線の路線図にはあの駅が! シミューレーションの和光市駅には?

たとえば、浅草駅の駅表示の次の駅が!? 東上線の路線図にはあの駅が!? シミューレーションの和光市駅には!? ……といろいろつっこみどころ満載で、鉄道好き2名で入れば、眠る間もなくテンションが上がりっぱなしのはず。
◆10月8日利用開始、第1期ぶん予約は10月1日からスタート

「東武鉄道運転シミュレータールーム 開業1周年記念デイユースプラン」は、 1日1室限定(チェックイン13時00分/チェックアウト17時00分)、1室1万200円(税金サービス料込)。