相模線用の新型車両は11月18日にデビュー…4両編成、オールロングシートのE131系500番代

「遠くまで広がる湘南の海とダイナミックな波の水しぶきを水玉模様で表現」したというE131系500番台の車体はステンレス製。前面と側面は青の濃淡で「遠くまで広がる湘南の海」をイメージ。車体幅は現行の205系500番台より150mm拡大され、最高速度は10km/h向上した110km/hとなる。
  • 「遠くまで広がる湘南の海とダイナミックな波の水しぶきを水玉模様で表現」したというE131系500番台の車体はステンレス製。前面と側面は青の濃淡で「遠くまで広がる湘南の海」をイメージ。車体幅は現行の205系500番台より150mm拡大され、最高速度は10km/h向上した110km/hとなる。
  • 回送中のE131系500番台
  • 「相模川の豊かな流れや湘南の海をイメージした爽やかなブルー系のツートンカラー」としたロングシートが並ぶ車内。1人あたりのシート幅は205系500番台より25mmほど拡大されている。
  • E131系500番台の概要。
  • E131系500番台の投入により相模線からの撤退が始まる205系500番台。

JR東日本横浜支社は9月17日、相模線(茅ヶ崎~橋本)へ投入するE131系直流通勤型電車(E131系500番台)の営業運行を11月18日から開始すると発表した。

3月のダイヤ改正で房総各線へ0・80番台が投入された同車は、相模線205系500番代の置換え用として、2021年度中に500番台の4両編成(クモハE131-500+サハE131-500+モハE130-500+クハE130-500)12本48両が投入される計画で、朝夕の一部列車では横浜線橋本~八王子間にも乗り入れる。

基本仕様は房総用0・80番台と同様で、制御方式にSiC(シリコンカーバイト)素子を使用したVVVFインバータ制御を採用。車両状態のモニタリング機能や車内防犯カメラ、ワンマン機器、車内案内用ディスプレイ、フリースペースなどが設けられるが、車内は房総用がセミクロスシートであるのに対して、相模線用500番台はオールロングシートとなる。

製造は総合車両製作所新津事業所(新潟市秋葉区)が担当。7月には第一陣のG-01編成が登場し信越本線で試運転が実施された。同編成を含む落成車は、信越本線越後石山駅(新潟市東区)から配置先の国府津車両センターへ順次、配給輸送されている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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