【キャンピングカー・レビュー】流行の秘密を解くキーワードは「車中泊」と「アウトドア」

最近、キャンピングカーの人気が高まってきている。新型コロナ感染症の流行で、リモートオフィスとして、あるいは移動診察室として注目され、認知度が高まった形だ。しかし、キャンピングカーの人気はそれ以前からだ。

コロナ以降、開催数の減ったキャンピングカーショーだが、まれに開かれるイベントに行くと、オフィス仕様やリモートワーク仕様のキャンピングカーは出品されていない。ほとんどの会場でペット同伴が許されている事実が示唆するように、キャンピングカー人気を支えるのはやはりレジャー用途なのだ。新型コロナ感染症の流行を理由にキャンピングカーを利用する場合も、不特定多数との接触を避けながらアウトドアレジャーを楽しめることが利点だ。

公共交通機関ではアクセスできない、あるいは公共の宿泊施設がない場所に滞在して、アウトドア活動のベースとなるのがキャンピングカーというわけ。ペットとの相性がいい理由もこの文脈だろう。

経済的なハードルが下がったことも、キャンピングカー人気の高まりの要因の一つと思われる。すでに軽キャンパーが数年前から人気で、最近は従来より小型の車種が増えてきている。キャンピングカーと呼ぶには簡便な「車中泊」仕様も、車両メーカーの純正オプションとして用意されている。日常の足として使え、休日はキャンピングカーとして使える車だ。レンタルやサブスクなど、車両の購入によらない利用法も展開されている。

以下、『レスポンス』の記事から、トレンドを見てみよう。

■新型ハイエースキャンピングカー「KumaQ」のレンタル、ドリームドライブが開始
http://response.jp/article/2021/08/10/348485.html
KUMAQは、トヨタ『ハイエーススーパーロング』をベースにカスタムビルト。十分な居住スペースを確保しながらも、運転しやすく取り回しやすいモデルに仕上げた。車両側面にキッチンや、－22度まで対応する冷凍冷蔵庫を配置。

ヴォクシーDAYS POP（ホワイトハウス）■キャンピングカー・ランキング…外見は普通の“ギャップ車”が上位　7月
http://response.jp/article/2021/08/08/348444.html
情報サイト「キャンピングカー比較ナビ」を運営するキャンピングカー株式会社は8月6日、「キャンピングカー比較ナビ」内で人気のあるキャンピングカーの閲覧数ランキングを発表した。1位は「キャンパー・アルトピアーノ」（トヨタモビリティ神奈川）で、これで5カ月連続の1位だ。

■プジョーリフターを車中泊仕様に、無加工で取付可能な純正オプション登場
http://response.jp/article/2021/08/06/348396.html
グループPSAジャパンは、プジョー『リフター』を無加工で車中泊仕様にできる「アグレベッドキット」を純正ディーラーオプションに追加し、全国のプジョー正規ディーラーで販売する。

レゴ「フォルクスワーゲン・タイプ2バス・キャンピングカー」■VWワーゲンバスがレゴに…タイプ2キャンピングカー発売へ
http://response.jp/article/2021/07/25/347985.html