ステランティス(Stellantis)は8月3日、2021年上半期(1~6月)の決算を発表した。
ステランティスの2021年上半期決算は、売上高が753億1000ユーロ(約9兆7520億円)だった。前年同期の516億6800万ユーロに対して、46%増加した。
また、上半期の純利益は、59億3600万ユーロ(約7686億円)だった。前年同期の8億1300万ユーロの赤字から、黒字回復を果たした。
前年同期の新型コロナウイルスの感染拡大による新車販売の落ち込みが回復したことで、黒字転換となった。世界的な半導体不足の影響を抑えるための効率的な生産体制の導入も、利益を押し上げる要因になった。
ステランティスのカルロス・タバレスCEOは、「力強い上半期業績を達成した。その一方で、経営戦略の基本的な柱である電動化の加速とソフトウェアについても、大きな進歩を遂げた」と述べている。
ステランティスは、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループの合併によって誕生した新会社。両社の対等合併によって、トヨタグループ、フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンスに次いで、世界第4位の自動車グループとなっている。