TOYO TIRE(トーヨータイヤ)は7月30日、「持続可能な天然ゴムの調達方針」を刷新、制定したと発表した。
天然ゴムに関わる調達方針はこれまで、同社グループの調達プロセスとしてあるべき姿を規定する「CSR調達ガイドライン」の中に包含していたが、今回、サステナビリティの観点から見直し、独立した方針として内容を刷新、制定した。
トーヨータイヤグループは、天然ゴムを主な原材料の一つとして使用しているため、その調達プロセスにおける持続可能性の確保を重要な経営課題として位置づけている。世界中のステークホルダーとともに持続可能な天然ゴム調達の実現に向けて取り組むため、2016年からSNR-I(持続可能な天然ゴムイニシアティブ)に、また、2018年からGPSNR(持続可能な天然ゴムのためのプラットフォーム)に参画している。
同社グループでは、2010年から「CSR調達ガイドライン」の運用を始め、取引先と協働で課題解決に取り組む調達を推進。また、2019年には、ガイドラインの中に主に天然ゴムをはじめとした原材料の持続可能な調達を図る方針を追加した。
今回、天然ゴムのサプライチェーン全体にわたって、環境保全や人権・労働問題などの社会的課題により適切に対応していく意思を確固として表明していくため、調達活動にてGPSNRの「持続可能な天然ゴムの原則」をより具体的に組み込み、既存の「CSR調達ガイドライン」の中から「持続可能な天然ゴムの調達方針」を分離独立の上、制定した。
同社グループは今後も、本方針に則って責任ある調達を促進し、ステークホルダーとの連携によって、持続可能な天然ゴムサプライチェーンの構築をめざしていく。