【Ene-1 Challenge】KV-BIKEはミツバイクが7連覇…単三電池40本の2輪レース

KV-BIKEで優勝したミツバイク
  • KV-BIKEで優勝したミツバイク
  • KV-BIKE総合表彰式
  • KV-BIKE総合2位の近大高専ものづくり工房B(右)
  • KV-BIKE総合3位の長野県飯田OIDE長姫高校原動機部(手前)
  • KV-BIKE、1ラップタイムアタックで最速だった大阪市東淀工業高等学校技術研究部
  • 逆周りで行われたKV-BIKE 30分走行スタートシーン
  • KV-BIKE30分走行でトップを快走するミツバイク(手前)

鈴鹿サーキットで開催されたEne-1 Challenge(主催:日本自動車連盟、モビリティランド)。1日、単三電池40本のみのエネルギーで走る2輪車を用いて、国際レーシングコース東コースを走行する競技「KV-BIKE」が開催され、ミツバイクが開催初年度から負け無しの7連覇を飾った。

KV-40と同日開催されたKV-BIKEは自転車をベースとし、モーターで走行するように改造を施した車両で競われる。動力源はKV-40と同じく単三電池40本だ。競技は東コース1周のタイムアタックと、30分のレース形式走行で、それぞれの結果にポイントが与えられ、その合計ポイントで争う。これまではレーシングカーが走るのと同じ右回りだったが、今年は逆方向に走行することになり、これまでとは違う技術が必要になった。

タイムアタックでは大阪市東淀工業高等学校技術研究部がトップタイムを記録して30分走行をポールポジションからスタートすることになった。2番手は長野県飯田OIDE長姫高校原動機部で、これまで6連覇しているミツバイクは3番手の結果だった。

しかし30分走行で他を圧倒したのは、これまでと同じミツバイクだった。「逆周りに対して、事前にシミュレーションを行い、それを実際の走行に反映させたら勝つことができました」と、ライダーの磯村翼さん。多くのチームが使用するモーターメーカー「ミツバ」の社内チームだけあって、事前の研究で他を圧倒した形だ。

総合ではミツバイクが堂々の優勝でKV-BIKEがスタートした2014年から負け無しの7連覇を達成。2位は30分走行を2位でフィニッシュした近大高専ものづくり工房B。30分走行で4位となったが、タイムアタックでポイントを稼いでいた長野県飯田OIDE長姫高校原動機部が3位となった。

■KV-BIKEトップ3
1. ミツバイク
2. 近大高専ものづくり工房B
3. 長野県飯田OIDE長姫高校原動機部

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集