ポールポジションからスタートするのは2019年まで総合4連覇しているTEAM RED ZONE。2番手からは芦屋大学ソーラーカープロジェクトがスタートする。RED ZONEは芦屋大学のOBを中心としたチームで、兄弟チームがフロントローに並んだわけだ。序盤はこの2台で逃げる展開かと思われたがRED ZONEは徐々に芦屋大学を引き離し、独走状態に持ち込みかけた。
RED ZONEは柏会に追われる場面もあったが、ペースが落ちることなく順調にトップで周回を重ね、最終的に後続に1周以上の差をつけて優勝。初参戦の2015年から6回連続クラス優勝を果たすとともに、ドリームクラスを下してオリンピアクラスが初めて総合優勝した2016年から5回連続総合優勝を飾った。チェッカードライバーを務めた三瀬剛選手は「最後の鈴鹿なので、いろんな記録に挑戦しました。金曜日にコースレコード更新は達成。レース中もファステストラップを取りました。最多周回数も狙ったけど、ファステストラップのために電力を消費しすぎてて、これは無理でしたが。でも5連覇で有終の美を飾ることができました」とコメントした。