三菱電機、漆間専務が社長昇格「社会からの信頼を取り戻す」

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三菱電機は7月28日、鉄道車両用空調装置の品質問題をはじめとする一連の問題を踏まえ、杉山武史社長が同日付で辞任し、漆間啓専務執行役が社長・CEOに就任したと発表した。

鉄道車両用空調装置などの品質問題や、労務問題、不正アクセスによる情報流出問題など、相次ぐ不祥事の発覚で社長だった杉山氏が7月2日の記者会見で、引責辞任を表明した。これを受け7月28日に臨時取締役会を開き、漆間氏の執行役社長、代表執行役、CEO就任を決議した。

漆間新社長は記者会見で一連の不祥事を謝罪した上で「企業風土の抜本的な改革を進め、新しい三菱電機グループをつくること。社会からの信頼を再び取り戻すことが私の使命」と述べた。

漆間氏は1982年に早稲田大商卒後、三菱電機に入社し、2015年にFAシステム担当の常務執行役、2018年に社会システム担当の専務執行役、2020年に代表執行役・専務執行役で経営企画、関係会社担当などを経て、2021年4月に輸出管理、経営企画、関係会社担当の取締役・代表執行役・専務執行役に就いた。62歳。

《レスポンス編集部》

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