AIが不正な保険金請求を検知---セゾン自動車開催保険のシステムが稼働

不正請求と相関関係の高い事故データを表示(イメージ)
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セゾン自動車火災保険は6月23日、フランスのスタートアップ企業であるシフトテクノロジーが提供する、不正な手法による保険金の請求を検知するソリューションの運用を開始したと発表した。

不正な手法による交通事故関連の保険金の請求は増加している。組織的な犯行に加え、インターネットで気軽に情報を得られることから不正な請求を行う主体の裾野が広がり、社会問題となっている。従来、こうした不正請求は、保険金支払い部門の担当者が事案の内容を確認しながら抽出していたが、知識の伝承や専門人材の不足が課題になっていた。

セゾン自動車火災は、 不正請求を排除し、公平で公正な保険金支払いを維持するため、デジタル技術による不正請求検知に高い知見を有するシフトテクノロジーのソリューション導入を決定した。

膨大な過去の保険金支払データをAI技術の活用で分析、 不正請求と相関関係の高い事故データを検知する。また、請求に関わる当事者の隠れた関係性をネットワーク図にして可視化する機能も備え、組織的な不正の疑いがある保険金請求を効率的に検知する。

《レスポンス編集部》

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