トヨタ自動車は4月28日、2020年度(2020年4月~2021年3月)の生産・販売・輸出実績を発表。グローバル販売台数は2年連続の前年割れとなったものの、コロナ禍の中、前年度比4.0%減の908万7303台を確保した。
グローバル販売では、主に中国、北米、日本が牽引。中国では『カローラ』『レビン』『RAV4』『ワイルドランダー』などの新型車やレクサス車が好調で同29.6%増と前年超え。また、1~3月は前年同期比19.1%増と、想定を上回る実績となった。
グローバルで販売した電動車の比率は、2019年度の約20%から、2020年度は約24%に増加。主に、欧州、中国、北米が牽引した。また、2020年度で最も売れたトヨタ車は『RAV4』。グローバルで前年度比2.4%増の103万1000台を販売した。
国内販売(含軽)は同3.1%減の153万8224台で2年ぶりのマイナス。除軽も同3.1%減の150万5271台。除軽市場のシェアは51.9%で、前年度と比べて3.1ポイントアップした。海外販売は同4.2%減の754万9079台で2年連続のマイナスとなった。
グローバル生産台数も2年連続の前年割れとなったが、818万2944台と前年度比6.4%の減少にとどまった。中国は同30.9%と前年超えとなったほか、1-3月は前年同期比13.8%増、4月以降も引き続き堅調に推移している。国内生産は同11.6%減の291万8905台で5年ぶりのマイナス。海外生産も同3.2%減の526万4039台、4年連続で前年実績を下回った。
輸出は同15.4%減の172万8206台で4年ぶりのマイナスとなった。トヨタ(上海モーターショー2021)