欧州新車販売が3年ぶりに増加、日本メーカーはトヨタが唯一プラス 2021年第1四半期

EVスポーツのタイカンが好調なポルシェは13.5%増

ステランティスはプジョー/シトロエン、フィアット/ジープが回復

アルピーヌは45.5%増と大きく増加

トヨタはヤリスが新型効果で7%増と回復

ACEA(欧州自動車工業会)は4月16日、2021年第1四半期(1~3月)の欧州全域(EU+EFTA+英国の全30か国)の新車販売結果を発表した。総販売台数は308万0751台。前年同期比は0.9%増と、3年ぶりに前年実績を上回った。

5つの主要国では、ドイツが65万6452台を販売し、前年同期比は6.4%減と2年連続のマイナス。フランスは前年同期比21.1%増の44万1791台と、3年ぶりのプラスとなった。イタリアは44万6978台で、前年同期比は28.7%増とプラスに転じた。スペインは14.9%減の18万6061台と、3年連続で前年実績を下回った。英国は42万5525台にとどまり、前年同期比は12%減と、減少傾向にある。

EVスポーツのタイカンが好調なポルシェは13.5%増

主要8社の販売実績は、首位のフォルクスワーゲングループ(アウディ、セアト、シュコダなどを含む)が、前年同期比3.8%減の77万1865台と、3年連続で前年実績を下回った。このうち、VWブランドが6.1%減の33万1355台と、3年連続で減少した。アウディブランドも、3.3%減の15万5531台と、引き続き減少する。ポルシェは1万8296台を販売。前年同期比は13.5%増と、2桁増を達成した。新型EVスポーツカーの『タイカン』の販売が伸びている。

ステランティスはプジョー/シトロエン、フィアット/ジープが回復

2位はPSAグループとFCAの合併で誕生したステランティス。第1四半期実績は、前年同期比7.4%増の66万9676台だった。その内訳は、プジョーが15.7%増の21万5470台と回復。シトロエンも5.8%増の12万6866台とプラスに転じた。オペルは13万2862台を売り上げたものの、前年同期比は1.1%減と減少傾向。DSブランドは、前年同期比24.4%減の9896台とマイナスに転じた。アルファロメオは20.3%減の6509台と減少傾向。ランチア(クライスラーを含む)は、2.3%増の1万3013台と増加に転じた。フィアットブランドは、5.8%増の12万8993台と回復。ジープブランドは、33.1%増の3万5030台と、2年ぶりに前年実績を上回った。

アルピーヌは45.5%増と大きく増加

ルノーグループは3位。その販売台数は26万0219台で、前年同期比は3%減と2年連続のマイナスだった。低価格のダチアブランドは、6.9%増の8万8913台と回復。主力のルノーブランドは、7.4%減の17万0612台と、減少傾向にある。アルピーヌは、45.5%増の371台と大きく伸びた。

4位は、BMWグループ(MINIを含む)。第1四半期は、22万6567台を販売。前年同期比は4.4%増とプラスに転じた。BMWブランドは4.5%増の18万2401台と回復。MINIブランドは4.1%増の4万4166台と、2年ぶりに前年実績を上回った。

5位はヒュンダイグループ。第1四半期は22万1860台にとどまり、前年同期比は0.1%減と、引き続き落ち込む。

トヨタはヤリスが新型効果で7%増と回復

6位はトヨタグループ(レクサスを含む)。第1四半期は19万4815台を販売。前年同期比は5.2%増と、回復を果たした。19万4815台のうち、トヨタブランドは6.6%増の18万3069台とプラスに転じた。『ヤリス』が新型効果で、前年同期比7%増と回復した。一方、レクサスブランドは12.2%減の1万1746台と、2年ぶりに前年実績を下回った。

7位は、ダイムラー(メルセデスベンツとスマート)。その販売台数は18万9926台で、前年同期比は7.3%減と3年連続のマイナスとなった。ブランド別では、メルセデスベンツが10.1%減の18万0928台と減少傾向。スマートは146%増の8998台と、2年ぶりに前年実績を上回った。

8位はフォードモーター。第1四半期は15万7849台を販売。前年同期比は1.8%減と減少が続く。

この他の日本メーカーでは、日産が7万7289台にとどまり、前年同期比は11.4%減と減少傾向。マツダは6.2%減の3万3959台、ホンダは38.1%減の1万3883台と、引き続き落ち込む。三菱も48.5%減の1万6792台と、2年連続のマイナスだった。

《森脇稔》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめのニュース