MINIは4月1日、「MINIシェアリング」(MINI Sharing)を欧州で発表した。
MINIシェアリングは、スマートフォンにダウンロードした専用アプリの「MINIシェアリングアプリ」によって、友人などと簡単にMINIのカーシェアが行えるのが特長だ。
MINIシェアリングアプリでは、リモートサービスによって車両の位置を特定し、ドアのロックとロック解除が行える。このアプリには、MINI『ハッチバック』のEV、「クーパーSE」専用サービスも含まれており、リモートで車両を始動させることも可能だ。
友人が一定期間車両を利用したい場合は、アプリを通じて所有者にリクエストを送信する。このリクエストは、MINIシェアリングアプリのカレンダー機能に表示され、所有者がリクエストを管理することができる。友人には、車の位置や利用料金など、車に関するさまざまな情報が送信される。
ユーザーは、車両の予約時にインターネットに接続する。それ以降、スマートフォンはBluetooth経由でMINIシェアリングのモジュールと通信する。これにより、インターネットに接続せずに、車両との対話が可能になる。MINIシェアリングは、地下駐車場などでも利用できるという。
最新のMINIには、工場出荷時に必要なテクノロジーが搭載されている。MINIシェアリングのモジュールは、後付けも可能だ。MINIシェアリングサービスは、まずドイツとオランダで開始され、2021年内に他の欧州市場に拡大する予定、としている。