アウディが2年ぶりに減益、SUVの販売は好調 2020年通期決算

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アウディ(Audi)は3月18日、2020年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、グループ全体の売上高は、499億7300万ユーロ(約6兆4830億円)。前年の556億8000万ユーロに対して、10.3%減とマイナスに転じた。

また、2020年通期の営業利益は、25億6900万ユーロ(約3333億円)。前年の45億0900万ユーロに対して43%減と、2年ぶりの減益となった。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大による生産や販売の一時停止が影響した。

2020年の世界新車販売台数は169万2773台。前年比は8.3%減と2年ぶりに前年実績を下回った。市場別では、欧州が前年比19.5%減の61万9723台と後退した。そんな中、『Q7』が改良新型効果で、前年比6.3%増と堅調だった。また、欧州全体の販売台数61万9723台のうち、地元ドイツは21万4427台。前年比は21.1%減とマイナスに転じた。

中国(香港を含む)は2020年、過去最高の72万7358台を売り上げた。前年比は5.4%増と、5年連続で前年実績を上回った。『Q2』が33.8%増、『A6』が41.1%増、『A7』が142.1%増、『A8』が13.8%増と好調だった。一方、米国は2020年、18万6620台にとどまり、前年比は16.7%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。そんな中、『Q3』が83.9%増、『Q5』が15%増、『Q8』が11%増と伸びている。

車種別の2020年の世界販売実績では、Q3が前年比18.1%増と好調。A6も11.8%増と2桁増を達成している。

《森脇稔》

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