ボルボカーズのEV向けタイヤ、航続拡大効果も…一部欧州市場で標準装備

ボルボ XC40 リチャージ
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ボルボカーズ(Volvo Cars)は3月9日、欧州の一部市場において、年間を通じて使用可能な「リチャージタイヤ」をEVに標準装備すると発表した。

ボルボカーズのEV、「リチャージ」のラインナップのために特別に開発されたのが、リチャージタイヤだ。天候や道路状況の変化に左右されず、1年を通して高バランスの安全性能を発揮するように設計されている。

ボルボカーズは、夏用タイヤや冬用タイヤよりも幅広い天候や路面状況に安全に対応できるタイヤを1セット使用することで、年に2回のタイヤ交換を無くし、顧客の負担を軽減するとともに、CO2排出量を削減することを目指している。

リチャージタイヤは、通年用タイヤとしては初めてAクラスのエネルギー効率を達成したタイヤだ。リチャージタイヤを装着してEVのボルボ『XC40』を走行させた場合、冬用タイヤを装着して走行した場合と比較して、エネルギー消費量を最大8%削減し、平均航続を伸ばすことができるという。

1年を通して、1セットのタイヤを使用するユーザーが増えれば、アルミホイールの生産量を減らすことにも繋がり、気候変動への影響を軽減することが可能になるという。

ボルボカーズのセーフティエキスパートは、気温が0度前後で乾燥していたり、湿っていたりするような状況では、従来の夏用タイヤや冬用タイヤを使用するのは安全性が低いと指摘している。このような状況では、リチャージタイヤが最も安全な選択肢になる、としている。

《森脇稔》

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