ZF、調整後の営業利益は大幅増の見通し 2020年通期暫定決算

ZF本社
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  • ZFの先進運転支援システム(ADAS)向け新世代カメラ「S-Cam4.8」の性能イメージ
  • ZFの電動セントラルドライブ「CeTrax」

ZFは2月15日、2020年通期(1~12月)決算(暫定値)を発表した。

同社の発表によると、2020年通期の連結売上高は、326億ユーロ(約4兆1695億円)になる見通し。これは、前年の365億ユーロに対して、10.7%の減少となる。

売上高の減少は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大によるものだ。とくに2020年上半期(1~6月)には、売上高が27%減少し、調整後のEBITマージンがマイナス1.3%になった。

ZFは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、包括的なコスト削減とリストラ対策を開始した。2020年下半期(7~12月)は、市場の回復に支えられ、売上高と収益は大幅に改善している。

さらにZFは、中国市場での強力なプレゼンスの恩恵を受けた。2020年の初夏以降、中国経済は引き続き力強い回復を遂げているという。

ZFは、全体として、2020年通期の調整後営業利益は、大幅なプラスを達成する見通し、としている。

《森脇稔》

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