ZFは2月15日、2020年通期(1~12月)決算(暫定値)を発表した。
同社の発表によると、2020年通期の連結売上高は、326億ユーロ(約4兆1695億円)になる見通し。これは、前年の365億ユーロに対して、10.7%の減少となる。
売上高の減少は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大によるものだ。とくに2020年上半期(1~6月)には、売上高が27%減少し、調整後のEBITマージンがマイナス1.3%になった。
ZFは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、包括的なコスト削減とリストラ対策を開始した。2020年下半期(7~12月)は、市場の回復に支えられ、売上高と収益は大幅に改善している。
さらにZFは、中国市場での強力なプレゼンスの恩恵を受けた。2020年の初夏以降、中国経済は引き続き力強い回復を遂げているという。
ZFは、全体として、2020年通期の調整後営業利益は、大幅なプラスを達成する見通し、としている。