自動運転移動サービス、1人が3台を遠隔監視…福井県永平寺町で試行へ

1人の遠隔監視・操作者が3台の無人自動運転車両を運行
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  • 遠隔監視・操作室

経済産業省と国土交通省は12月11日、福井県永平寺町が遠隔型自動運転システムによる無人自動運転移動サービスの試験運行を12月22日から開始すると発表した。

今回の遠隔型自動運転システムの試験運行では、遠隔監視室にいる1人の遠隔監視・操作者が車両外から通信技術を使って、3台の無人自動走行車両を同時に走行させる。試験車両の後部座席には保安要員が乗車する。ルートは福井県永平寺町の「永平寺参(まい)ろーど」の荒谷から志比までの約2km。年内は12月25日まで実施し、2021年3月1日から運行を再開する。

車両については、ヤマハ発動機製の電動カートに産業技術総合研究所(産総研)が自動運転機能を追加する。利用料金は大人が1回100円。

今後、車両の高度化や運行体制の整備を進め、2020年度内に本格運行に移行することを目指す。

経済産業省と国土交通省は、「成長戦略フォローアップ」に基づき、2020年中に公道での地域限定型の無人自動運転移動サービスを開始するため、産総研に委託し、福井県永平寺町の自転車歩行者専用道(公道)で、遠隔型自動運転システムによる自動運転カートの技術・サービスの実証実験を進めてきた。

《レスポンス編集部》

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