【ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京】体験してもらってユーザーになってもらう…日本法人社長

ポルシェ・エクスペリエンスセンター
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  • ポルシェ・エクスペリエンスセンター会見(11月24日)。向かって左から木更津市の渡辺芳邦市長、ポルシェジャパンのミヒャエル・キルシュ代表取締役社長、千葉県の森田健作知事。

2020年11月24日、ポルシェは日本において初となる「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」を千葉県木更津市に開設することを発表した。オープンは2021年夏の後半を予定。名称は「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」だ。

国内では初となるこの施設だが、海外ではこれまでシルバーストーン(イギリス)、ルマン(フランス)、ライプツィヒ(ドイツ)、ロサンゼルス(アメリカ)、上海(中国)など世界8か所に設置。「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」は世界で9番目の施設となる。

同施設は全長2.1kmの周回コースをはじめ、低μ路、ドリフトサークル、「ダイナミックエリア」と呼ぶ広大なジムカーナ場のようなエリア、そしてオフロードコースを設置。専属インストラクターによるサポートもあり、ここでのドライビング体験を通してポルシェの性能を体感し、感じることのできる施設と考えていいだろう。

「ポルシェはいまの顧客も大切にするが、新しいユーザーを開拓していく必要もある。具体的には若い層へ向けたアピールも重要と考えている。そのために取り組むべきは『経験』の提供だ。ブランドを好きになってもらうには真の製品体験が大事で、ここでは走りを通してポルシェに接してもらうことができる」

ポルシェジャパンの代表取締役社長を務めるミヒャエル・キルシュ氏は会見においてそう語った。さらに「ポルシェの性能の素晴らしさを体験してもらえる施設。公道では性能を最大限に引き出すことはできないが、ここではそれができる。加速も、コーナリングも、ブレーキングもだ」と加えた。

また、「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」はラウンジやレストラン、さらにはミーティングルームなども完備。施設は日本らしさも表現し、たとえば併設する建物の外観は日本の伝統的工芸品であり江戸切子がモチーフ。館内も左官や日本庭園を連想させる和のテイストを採用している。

総工費は約50億円。ドイツ本社で決定したプロジェクトで、2016年から計画がスタートしたという。

《工藤貴宏》

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