かつての碓氷峠越え補機を車内公開…軽井沢で保存されているEF63 2 12月6日

1989年9月10日、軽井沢駅に停車中のEF63 2(右)。連結器の手前に見える黒い線がジャンパ線。
  • 1989年9月10日、軽井沢駅に停車中のEF63 2(右)。連結器の手前に見える黒い線がジャンパ線。

しなの鉄道は12月6日、軽井沢駅(長野県軽井沢町)に展示されているEF63形電気機関車2号機(EF63 2)の車内公開を実施する。

EF63 2は、アプト式で運行されていた信越本線横川~軽井沢間が粘着運転に切り換えられることを受けて、1963年3月に製造。いわゆる碓氷峠越えの補機として、1968年10月からは電車との協調運転を開始。1997年10月に横川~軽井沢間が廃止となるまでの大半を横川機関区(後の横川運転区)に配置されていた。

廃車後は軽井沢駅舎記念館前に保存されていたが、同記念館は2017年3月に閉館されている。

この車内公開は63人を募集。開催時間は11時から15時30分までで、参加費用は6300円。EF63 2には車両間の制御回路などを繋ぐジャンパ線が残されていることから、その連結体験も行なわれる。

申込みは、しなの鉄道ウェブサイトの専用フォームで先着順に受け付けている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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