【F1 トルコGP】ハミルトンが優勝、シューマッハに並ぶ7度目のタイトルを獲得

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トルコ・イスタンブールパーク・サーキットで15日、F1第14戦トルコGPの決勝レースが行われ、6番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。ミハエル・シューマッハに並ぶF1史上最多となる7度目のドライバーズチャンピオンを決めた。

2011年以来9年ぶりの開催となったトルコGPの舞台はイスタンブールパーク・サーキット。今回は前戦ロマーニャGP(イモラサーキット)に続き、無観客での開催となった。

マシンにもタイヤにもドライバーにも、グランプリサーキットの中で一番大きな負担がかかると言われている「ターン8」が特徴で、タイヤメーカーのピレリは5種類のタイヤの中から硬い方の3種類を使用タイヤとして持ち込んだ。しかし、2週間前に再舗装された路面は油が浮き、全くグリップしない状況に。金曜日はコースレコードより15秒も遅いタイムでフリー走行がスタートした。

最終的にフリー走行2回目でコースレコードの4秒落ちまで改善されたが、9年間のF1マシンの進化を考えるとまだ10秒程度遅いタイム。そのため乗用車を夜通し走らせて路面状況の改善を図るなどの対策が行われた。

しかし土曜日はあいにくの雨。フリー走行3回目も公式予選もウェットコンディションでの走行となり、「ターン8」の迫力の走行を披露することなく、土曜日のセッションが終了した。

公式予選はグリップしない路面に加えて雨ということで荒れ、ランキングトップのルイス・ハミルトン(メルセデス)がQ1で14位とギリギリで通過し、フリー走行で好調だったセバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢はQ2で敗退。そして上位10台がポールポジションをかけてタイムアタックを行うQ3ではメルセデスの2人は下位に沈み、レーシングポイントとレッドブル・ホンダの4人によるポールポジション争いとなった。

最終的にランス・ストロール(レーシングポイント)が自身初のポールポジションを獲得。マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2番手、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)が3番手、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が4番手と、2チームでフロントローとセカンドローを分ける形となり、以下ダニエル・リカルド(ルノー)、ハミルトン、エステバン・オコン(ルノー)、キミ・ライコネン(アルファロメオ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)と続いた。

日曜日も雨が降り、58周の決勝レースはウエットコンディション。下位の一部のマシンはインターミディエット(浅溝)タイヤを選択したが、多くのマシンはウェット(深溝)タイヤを履きレースがスタートした。

2番グリッドのフェルスタッペンはまともにマシンが進まず、一気に抜かれ6位に転落。代わってペレスが2位に上がり、レーシングポイントのワンツー体制が築かれた。スタートを決めたハミルトンは3位に浮上したが、2周目には6位まで転落。11番グリッドのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はスタート直後の混乱をうまく抜けて4位に浮上し、ハミルトンの転落で3位まで順位を上げた。2周終了時点のトップ6はトップがストロール。以下ペレス、ベッテル、フェルスタッペン、アルボン、ハミルトンの順。ハミルトンとタイトル争いをしているバルテリ・ボッタス(メルセデス)はスピンを喫し、9番グリッドから17位まで順位を落としていた。

レーシングポイントの2台は後続をどんどん引き離し、9周目にはトップと3位の差は12秒に。徐々にコースの水も少なくなり、このタイミングで3位を走るベッテルがピットインして、タイヤをウェットからインターミディエットに交換した。すると各車続々とピットイン。13周目までに全車がインターミディエットタイヤに履き替えた。ピットインでベッテルを逆転し3位に浮上したフェルスタッペンはその後、一気にペースを上げて2位のペレスを猛追。15周目には追い付き、18周目に3位を狙って横に並んだ。しかしフェルスタッペンはコースアウトしてスピン。6位に転落するとともに、タイヤを痛めたためにピットインして8位まで後退してしまった。

今度はフェルスタッペンのチームメイト、アルボンがペレスを追った。32周目に追い付き抜く機会をうかがっていたが、34周目にスピン。こちらもピットインしてタイヤを交換し、6位に転落した。

トップのストロールのペースが落ち、36周目にタイヤ交換。これでペレスがトップに立ったが、直後にハミルトンがペレスを抜いてトップに浮上した。この時点で3位以下は2度目のタイヤ交換を終えており、3位フェルスタッペン以下ストロール、ベッテル、アルボン、のトップ6。その後ろに序盤は14位を走行しながらも、徐々に順位を上げてきたシャルル・ルクレール(フェラーリ)がつけていた。

自身初優勝も見えていたストロールはここからペースが上がらず徐々に後退。代わってルクレールが41周目には4位に浮上してきた。そして43周目にはフェルスタッペンも抜いて3位に。ペースが上がらなくなっていたフェルスタッペンはそれと同時にピットインし、3度目のタイヤ交換を行った。

レース終盤、ハミルトンは40周以上使ったタイヤをいたわりながらトップを快走。2位以下は大混戦となり、ファイナルラップにルクレールがペレスを抜いて2位に浮上。しかしオーバーランを喫しペレスが2位を取り戻すとともに、4位につけていたベッテルもルクレールを抜いて3位に浮上。その結果、優勝はハミルトン、2位ペレス、3位ベッテルの順でゴールした。

ハミルトンはこれでボッタスと争っていたドライバーズチャンピオンが決定。7度目のタイトルで、ミハエル・シューマッハが持つF1最多記録に並ぶ偉業を成し遂げた。

4位はルクレール、5位はカルロス・サインツ(マクラーレン)。速さはありながらも歯車が噛み合わなかったフェルスタッペンとアルボンのレッドブル・ホンダ勢が6位・7位。終盤ファステストラップを叩き出しながら追い上げたランド・ノリス(マクラーレン)が8位。初優勝の期待がかかったストロールは終盤失速し9位。アルファタウリ・ホンダはダニール・クビアトが12位、ピエール・ガスリーが13位の結果だった。

次戦、第15戦バーレーンGPは11月26日~27日の日程で、バーレーン国際サーキットを舞台に開催される。

■トルコGP 決勝レース結果
1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)
3. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
4. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5. カルロス・サインツ(マクラーレン)
6. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
7. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)
8. ランド・ノリス(マクラーレン)
9. ランス・ストロール(レーシングポイント)
10. ダニエル・リカルド(ルノー)
11. エステバン・オコン(ルノー)
12. ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)
13. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
14. バルテリ・ボッタス(メルセデス)
15. キミ・ライコネン(アルファロメオ)
16. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
17. ケビン・マグヌッセン(ハース)
以上完走

--. ロマン・グロージャン(ハース)
--. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
--. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)

《藤木充啓》

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