DS3 クロスバック に世界限定1500台、フランス発のブランドと協力…2021年1月発売

「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」仕様の専用の内外装

EVの「E-TENSE」も選択可能

部分自動運転の「DS ドライブアシスト」

DS3 クロスバック の限定車「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ」
  • DS3 クロスバック の限定車「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ」
  • DS3 クロスバック の限定車「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ」
  • DS3 クロスバック の限定車「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ」
  • DS3 クロスバック の限定車「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ」

DSは11月2日、『DS3クロスバック』(DS3 CROSSBACK)に限定車の「イネス・ド・ラ・フレサンジュ・パリ(INES DE LA FRESSANGE PARIS)」を設定し、世界限定1500台を2021年1月から発売すると発表した。

「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」は1990年、創業者の名前を冠したファッションブランドとして立ち上げられた。パリ8区のモンテーニュ大通りにブティックを構え、アパレルから雑貨、インテリアまで幅広く手がけており、米国や日本にも進出している。

「イネス・ド・ラ・フレサンジュ」仕様の専用の内外装

DS3クロスバックの限定車は、専用のインクブルーのボディカラーに、ペルラネラブラックのルーフを組み合わせた。ドアミラーのカバーと専用の18インチのダイヤモンドアルミホイールの中央には、イネスレッドのアクセントが添えられる。

インテリアには、フランスの職人によって作られた高品質な素材を使用する。DSとイネス・ド・ラ・フレサンジュのチームが、インテリアを共同開発した。専用のシート生地は、南仏のアリエージュ地方の織工が、革の織り技術からインスピレーションを得て、エレガントで繊細な手触りの複数の素材で仕立てられた。ブルーのアルカンターラには、赤いステッチが入る。

また、ステアリングホイールはレザー仕様で、ペダルはすべてアルミ製とした。イネス・ド・ラ・フレサンジュが専用にデザインした財布も付帯する。

EVの「E-TENSE」も選択可能

限定版には、ガソリン、ディーゼル、EVの3種類のパワーユニットが用意される。中でも、EVの『DS3クロスバックE-TENSE』には、最大出力136hp、最大トルク26.5kgmを発生するモーターを搭載した。0~50km/h加速3.3秒、0~100km/h加速8.7秒の性能を発揮する。バッテリーは蓄電容量50kWhのリチウムイオンだ。1回の充電での航続は、WLTPサイクルで320km、NEDCサイクルで430kmとした。

充電は、三相型11kW充電ウォールボックスで、フル充電まで5時間だ。出力100kWの急速充電を利用すれば、バッテリーの8割の容量を30分で充電できる。新世代のヒートポンプを採用し、室内の温度調整とバッテリーの温度最適化を実現した。DSによると、20%以上のエネルギー回生が都市部走行で可能な省エネルギー性能を備えているという。

ドライブモードは3種類だ。航続を最大化する「エコ」、トルクが即座に増加する「ノーマル」および「スポーツ」が用意される。フォーミュラEのノウハウを応用した2種類のエネルギー回生システムも採用する。「ブレーキ」モードでは、回生ブレーキが強めに作動する。

部分自動運転の「DS ドライブアシスト」

DS 3クロスバックE-TENSEには、最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。前走車や対向車の位置や距離を解析し、自動調光を行うのが「DS マトリクスLEDビジョン」だ。サイクリストの検知や片側の白線だけでも認識可能となり、任意のレーン位置をキープしアクティブクルーズコントロールと統合制御するレベル2相当の「DS ドライブアシスト」も採用する。視線をそらすことなく情報を読み取れるヘッドアップディスプレイ、アクティブセーフティブレーキ、アクティブブラインドスポットモニターも装備された。

「プロキシミティスマートキー」は、キーの接近を検知し、ロックとアンロックを自動で行う。キーを検知することで、ドアミラーの展開、リトラクタブルドアハンドルのポップアップ、ドアの解錠などを自動で行う装備だ。車両から離れると、自動的にドアを施錠し、リトラクタブルドアハンドルとドアミラーを格納する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集