トヨタの世界販売・生産、9か月ぶりの前年超え 9月実績

トヨタRAV4北米仕様
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トヨタ自動車は10月29日、2020年9月の生産・国内販売・輸出実績(速報)を発表。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響で落ち込んでいたグローバル販売および生産が9か月ぶりの前年超えとなった。

グローバル販売は、主に米国、中国などが牽引し、前年同月比1.9%増の83万7049台となった。米国では市場全体が回復傾向にあることに加え、『カムリ』、『RAV4』、レクサスブランド車などの販売が好調で同約16%増。中国では地方モーターショーなどによる来店誘致・受注活動強化に加え、『カローラ』、『レビン』などの好調が影響し、同約25%増と6か月連続の前年超えとなった。国内販売(含軽)は、同8.2%減の14万9705台で12か月連続マイナス。除軽では同7.7%減の14万7008台。軽自動車を除く市場のシェアは50.1%で、前年同月と比べて4.3ポイントアップした。

グローバル生産台数は主に中国、日本などが牽引し、同11.7%増の84万1915台となった。国内生産はグローバルの市場が回復していることに加え、日本で『ハリアー』や『ヤリス』などの新型車の販売が好調で、同4.5%増の30万5628台で12か月ぶりのプラスとなった。海外生産も中国でのレビンやカローラの販売好調が影響し、同16.3%増の53万6287台、9か月ぶりに前年実績を上回った。

輸出は同0.1%増の17万7371台、10か月ぶりのプラスとなった。

《纐纈敏也@DAYS》

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