東京メトロ銀座線の駅、6割がリニューアル…外苑前-日本橋間のうち5駅も加わる

「憧れの街」をデザインコンセプトにした銀座駅のホーム。壁面には「古き良き銀座の街並み」のイメージが描かれている。
  • 「憧れの街」をデザインコンセプトにした銀座駅のホーム。壁面には「古き良き銀座の街並み」のイメージが描かれている。
  • 「橋の街」をデザインコンセプトにした日本橋駅のホーム。壁面のアーチや木調に仕上げた壁天井で、かつての江戸・日本橋を表現。間接照明を用いた柔らかい光が温かみを演出する。
  • 「時のギャラリー」をデザインコンセプトにした京橋駅の改札口。駅界隈が東京のガス灯発祥の地であることから、ガス灯をモチーフにした柱で視認性を高めている。柱の灯りは時間帯によって変化する。
  • 京橋駅ホーム
  • 「スポーツの杜」をデザインコンセプトにした外苑前駅の改札口。国立競技場などスポーツゆかりの施設が集まっていることから、天井にはトラックをイメージしたラインを施している。柱には半鏡面スリットを施し、行き交う人々を映し出す。
  • 外苑前駅出入口
  • 「優雅な街並み」をデザインコンセプトにした青山一丁目駅のホーム。最寄りにある青山霊園の桜並木を意識した気品ある街並をモチーフに、柱のデザインは桜の木肌を模した艶のあるデザインに。床はタイルを組み合わせて石畳を表現したもの。
  • 銀座線駅リニューアル

東京地下鉄(東京メトロ)は10月16日、銀座線外苑前~日本橋間のうち5駅がこのほどリニューアルされたと発表した。

東京メトロでは、銀座線を「東洋初の地下鉄として東京の街をつないできた歴史を大切にしながら、先端の機能やサービスを取り入れ発信する路線」として、「伝統×先端の融合」を路線コンセプトに決定。トレンドエリア(渋谷~青山一丁目)、ビジネスエリア(赤坂見附~新橋)、銀座エリア(銀座)、商業エリア(京橋~三越前)、下町エリア(神田~浅草)という5つのエリアに分けて、駅デザインのアイディアを募るコンペを2012年からエリアごとに実施していた。

それを踏まえ、2017年12月には下町エリア7駅でリニューアルされた駅の供用を開始。今回は、日本橋・京橋・銀座・青山一丁目・外苑前の各駅がバックヤードの工事などを除いてリニューアルされ、銀座線の駅は6割程度がリニューアルされたことになる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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