【SUPER GT 第4戦】ZENT Supraの立川祐路がGT500最多となる24度目のポールポジションを獲得

GT500クラスポールポジションの#38 ZENT GR Supra
  • GT500クラスポールポジションの#38 ZENT GR Supra
  • GT500クラスポールポジションを獲得した#38 ZENT GR Supraの立川祐路(左)とチームメイトの石浦宏明(右)
  • GT500クラス予選2位の#17 KEIHIN NSX-GT
  • GT500クラス予選3位の#8 ARTA NSX-GT
  • GT500クラス予選4位の#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
  • GT300クラスポールポジションの#360 RUNUP RIVAUX GT-R
  • GT300クラス予選2位の#25 HOPPY Porsche
  • GT300クラス予選3位の#31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT

ツインリンクもてぎで12日、SUPER GT第4戦の公式予選が行われ、GT500クラスは#38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)が、GT300クラスは#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/柴田優作)がポールポジションを獲得した。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大幅にスケジュールが変更されたSUPER GT 2020年シーズンは、富士、富士、鈴鹿と続き、第4戦はツインリンクもてぎが舞台となる。これまでと同じく無観客での開催となり、ツインリンクもてぎには観客の声援はなく、マシンのエキゾーストノートだけが響き渡った。

12日にはノックアウト方式の公式予選が行われ、15台がエントリーしているGT500クラスはQ1の上位8台がQ2に進み、30台がエントリーしているGT300クラスは2グループに別れて行われるQ1の上位各8台、計16台がQ2に進み、それぞれポールポジションをかけたタイムアタックが行われた。

GT500クラスのQ2に進出したのは#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)、#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)、#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)、#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)、#38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の8台。

タイム的には#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)が7番手、#8 ARTA NSX-GTが8番手で、Q1敗退ポジションの9番手に#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、そして#38 ZENT GR Supraは10番手という結果だったが、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rと#23 MOTUL AUTECH GT-Rはイエローフラッグが振られている状態で最速タイムを記録したためそれが抹消され、10番手の#38 ZENT GR Supraが繰り上がってQ2に進出した。

ホンダNSX-GT5台、トヨタGR Supra3台でポールポジションをかけて争われたQ2は、小雨が降っていたが全車がスリックタイヤでコースイン。しかし1周目でスリックタイヤではタイムを出せないと判断し、#38 ZENT GR Supra以外の7台がピットインしてレインタイヤに交換した。#38 ZENT GR Supraもその翌周にピットイン。全車がレインタイヤでのタイムアタックとなった。

残り2分、まずタイムを出してきたのは#8 ARTA NSX-GTの福住仁嶺で1分45秒489。その直後に#17 KEIHIN NSX-GTの塚越広大が1分44秒079と最速タイムを1秒以上縮めてトップに躍り出た。しかし#38 ZENT GR Supraの立川祐路がそれを更に上回る1分43秒878を記録。#8 ARTA NSX-GT福住がタイムを更新したが1分45秒153で3番手止まり。#38 ZENT GR Supraの立川がQ1敗退の危機から蘇り、自身が持つGT500クラスの最多ポールポジション記録を24に伸ばした。

GT300クラスのQ2は小雨が降りながらも徐々に路面が乾いていく展開となった。そのためスリックタイヤでアタックするチームとレインタイヤでアタックするチームが入り乱れてのポールポジション争いに。残り2分を切った時点でスリックタイヤを履くチームがタイムを縮め始め、最終的にここからセッション終了までに7回トップが入れ替わる大混戦となり、最終的に#360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/柴田優作)が1分48秒546でポールポジションを獲得した。

SUPER GT 第4戦の決勝レースは13日13時から63周で争われる。

■SUPER GT 第4戦もてぎ 公式予選GT500クラス Q2結果
1. #38 ZENT GR Supra(立川祐路/石浦宏明)/1分43秒878
2. #17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)/1分44秒079
3. #8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)/1分45秒153
4. #39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)/1分45秒692
5. #64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)/1分46秒569
6. #100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)/1分46秒944
7. #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)/1分48秒584
8. #19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)/1分49秒624

■SUPER GT 第4戦もてぎ 公式予選GT300クラス Q2結果
1. #360 RUNUP RIVAUX GT-R(青木孝行/柴田優作)/1分48秒546
2. #25 HOPPY Porsche(松井孝允/佐藤公哉)/1分49秒448
3. #31 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(嵯峨宏紀/中山友貴)/1分50秒065
4. #61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)/1分50秒205
5. #88 JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)/1分50秒271
6. #96 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)/1分50秒737
7. #9 PACIFIC NAC D'station Vantage GT3(藤井誠暢/ケイ・コッツォリーノ)/1分51秒002
8. #244 たかのこの湯 RC F GT3(久保凜太郎/三宅淳詞)/1分51秒020
9. #87 T-DASH ランボルギーニ GT3(高橋翼/山田真之亮)/1分51秒431
10. #55 ARTA NSX GT3(高木真一/大湯都史樹)/1分51秒632
11. #35 arto RC F GT3(佐々木雅弘/堤優威)/1分51秒992
12. #11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)/1分51秒999
13. #65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)/1分52秒102
14. #34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/ジェイク・パーソンズ)/1分52秒149
15. #5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(坂口夏月/平木湧也)/1分53秒197
16. #18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/松浦孝亮)/1分56秒537

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集