JR東日本も山手線などの終電時間繰り上げへ[新聞ウォッチ]

山手線(新宿駅)
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、これまでの生活パターンを見直す「新しい日常」が検討されているが、こうした中、JR西日本に次いでJR東日本でも2021年春のダイヤ改正で、山手線など首都圏の多くの路線で最終電車の時刻を30分程度繰り上げる方針を固めたという。

きょうの読売が社会面で報じているが、繰り上げる理由としては「終電後の保守・点検にあたる作業員の労働環境改善が目的」としている。

記事によると、対象の路線には、平日で終電が午前1時台の山手線や、東京都内と隣接県をむすぶ路線が含まれ、一部路線では始発の時間も遅くするそうだ。さらに、終電の繰り上げの背景には「2020年4~6月期の決算が1000億円を超す赤字となったことや、終電付近の乗客数が7月の山手線で前年同月比約5割となるなど大幅に落ち込んだこともある」などとも伝えている。

もっとも、東京23区内では酒類を提供する飲食店と全カラオケ店の営業時間を午後10時までに短縮する都の要請を9月15日まで延長。仕事で残業する人などを除くとすでに多くのサラリーマンは帰宅時間が繰り上がっている。

24時間・年中無休が当たり前とされてきたコンビニエンスストアでも公正取引委員会が24時間営業などを強制した場合は独占禁止法違反に当たるとの見解を示した。大手コンビニの「開いててよかった」も、「24時間戦えますか」という栄養ドリンクのCMなども、今は昔の奇異なキャッチコピーに移り変わってしまったようだ。

2020年9月3日付

●自民総裁選 菅氏、安倍路線を「継承」出馬正式表明 (読売・1面)

●ソニー成長へ組織再編、「金融」完全子会社化、一体経営図る (読売・9面)

●月100円で運転診断、安全なら保険料割引、あいおいニッセイ同和 (読売・9面)

●来春ダイヤ、首都圏終電繰り上げ、JR東、山手線など検討 (読売・29面)

●米日本車販売先月は20%減、コロナで低迷続く (毎日・7面)

●旅行サイト予約増、8月32道府県、高級宿人気 (産経・7面)

●「空飛ぶクルマ」開発で一丸、NECや伊藤忠、スカイドライブに出資 (日経・13面)

●ガソリン3週下落、店頭135.2円 (日経・20面)

《福田俊之》

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