マルチスズキ、株式上場以来初の赤字を計上 2020年度4-6月期決算[訂正]

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※最終損益の数字に誤りがございました。お詫びし訂正いたします。

スズキのインド子会社のマルチスズキ(Maruti Suzuki)は7月29日、2020年度4~6月期の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は367億7500万ルピー(約515億円)だった。前年同期の1873億5200万ルピーに対して、80.4%減と引き続き前年実績を下回った。

また、2020年度4~6月期の最終損益は、24億9400万ルピー(約35億円)の赤字。前年同期の143億5500万ルピーの黒字に対して、赤字に転落した。2003年の株式上場以来、四半期決算では初の赤字を計上した。

赤字となった要因は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)だ。インド国内で4~5月に行われたロックダウンによって、生産台数と販売台数が大幅に落ち込んだ。

マルチスズキの2020年4~6月のインド新車販売(輸出を含む)は7万6599台。新型コロナウイルスの影響により、前年同期比は81%減と、2年連続のマイナスだった。7万6599台の販売台数の内訳は、インド国内が6万7027台。前年同期比は82.1%減と、引き続き減少した。輸出は9572台で、前年同期比は66%減と、マイナスに転じた。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『ディザイア』『バレーノ』『イグニス』『シアズ』などが、合計で4万6156台を販売。前年同期比は83%減と落ち込んだ。

《森脇稔》

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